予防の時代
こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。
今の歯科界は予防の時代です。
歯科治療が保険制度上、治療に対する報酬がメインだった時代は、
予防歯科は大事な物なのに軽くみられていました。
僕が歯医者になった25年前でも「予防歯科は採算がとれないから・・」という言葉を聞くことが何度もありました。
1980年代は虫歯が多く、削る・詰めるの時代
2000年くらいには削る・詰めるでだけではなく予防を考えようの時代
2020年くらいから、治療よりもまず、原因への対処を考えようという流れになってきており、
厚生局も、継続した長期的な管理やかかりつけが老後までみていく方向を推進しています。
インプラントが治療として定着した20年前くらいには、「悪くなった歯とか少なくなった歯は
抜いてインプラントにしよう」といういささか性急ではないかという言説がありましたが、
(残念ながら今でもこう言っている歯医者さんはいます)
これも現在では、多少歯周病や神経の治療した部分が悪化していようとも、インプラントと比較して
予後がいいというデータが出ています。(勿論悪化のレベルにはよりますが)
歯周病に関しては、歯磨きと定期健診の重要性がいろいろな媒体で語られているので、患者さんもある程度ご存じなのですが、虫歯の予防に関してはまだ十分に浸透していない部分があります。
この点に関しては、詳しくは又次回に。