あきる歯科ブログ

虫歯にならないためには何をしたらいいの? この質問を患者さんにした答えは?  絶対にやった方がいいことは?

 こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

「虫歯にならないためにはどうしたらいいと思いますか?」

 こう聞かれたらなんと答えるでしょう?

 ある歯科医院でこの質問を全ての患者さんにしてみたところ9割の患者さんが
「よく歯を磨くこと」と応えたそうです。

 40年前、僕が子供の頃はこれが正解でした。
 昔の歯医者さんは一生懸命に啓蒙してくれたわけで、その努力が実ったのですが、
困ったことに、時代が進むとともに予防の研究も進化して、内容が変わってきています。
 
 今では「虫歯にならないためにどうしてらいいのか」の答えは「歯をよく磨く」ではありません。

 WHOが強く推奨する虫歯予防、誰にでも効果があると証明されている予防法は、
「1000ppm以上の濃度のフッ素歯磨き粉を使用して1日2回歯を磨くこと」です。
これ以上効果があるとされる予防はないですし、手技としても最も簡単で誰にでもできる予防法です。

 何度かお話ししていますが歯の溝の部分や、歯を削って詰めた詰め物や被せ物の間に
できた隙間(マイクロクラック)は小さすぎて歯ブラシの毛先が入らないため、
歯磨きをするだけでは虫歯の予防にならないのです。

 虫歯になりやすいこのマイクロクラックの虫歯を防ぐのは、フッ素が一番有効とエビデンスがでています。

 このほかに弱い推奨とされているのが、砂糖の摂取を控えること、フッ素塗布、フッ素うがい、
高齢者の歯間ブラシの使用になります。
 残念ながらフロスは、術者(ドクター、衛生士)が行う場合は効果が認められるが、
スキル依存性が高いためにフロスの使用で明確に虫歯を予防効果が出たというデータはありません。
しかし、フッ素入りのフロスならば効果は期待できます。

 学会やガイドラインではこのような表記をするため、
弱い推奨ならやらなくてもいいの?と考えてしまうかもしれませんが、
かみ砕いた表現で言うならば、

強い推奨は、「虫歯予防の為に絶対やったほうがいいと専門家が勧めること」、

弱い推奨は、「虫歯予防にある程度効果があると考えられること」、

になります。効果がないとそもそも推奨という言葉は使われないので、

プロバイオティクスやロイテリ菌、プロポリス、クロルヘキシジン、重曹、各種洗口剤などは、

「強いエビデンスがない根拠にとぼしい予防法」 という扱いになります。

将来的に未知の成分が発見されて、実は有効だったという可能性もあり得るため、効果がないと断言はできないので、
現在の所では明確な有用性が確認できないという言い回しになります。
回りくどいけど、研究者ってそういものなのです。

なので、このあたりに関してはかみ砕いて言うと、
「今のところ予防効果ははっきりでてないけどいいって言う人もいるよ」程度の扱いになります。

フッ素ってホントすごい有用なんですよ。












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