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あきる歯科ブログ
1日に食べていい砂糖の量は?
1日に摂取していい砂糖の量はどれくらいでしょう?
昭和初期までは砂糖を多量に摂取するほど嗜好品が多くなかったということもあるでしょうが、
日本では砂糖の摂取制限という物が決められていません。
しかし、塩を取り過ぎると高血圧になるように、砂糖の摂取は糖尿病の原因や、勿論虫歯の原因にもなるので、
摂取量に関しては注意する必要があります。
海外ではたばこ税のように砂糖税が導入されている国もあります。
また、WHOは摂取砂糖の量の基準を示しています。
歯科医師としては国に明確に砂糖の摂取の数値的目安を設定してほしいところですが
歯科だけの訴えではなかなか実現しないのが現実です。
後述しますが、嗜好品メーカーの力が強いので成立しにくいという側面もないとはいえないと思います。
何度か触れていますが、虫歯の原因となる遊離糖は、WHOで
「製造者、調理者、消費者が添加した全ての単糖類及び二糖類、ハチミツ、シロップ、果汁に自然に含まれる糖類」
です。
これではわかりにくいですが、要は、野菜や果物に含まれている糖分以外で、
製造者、アメや、アイスクリーム、ジュース類に添加する糖分、
調理者、煮物やパン、ケーキに添加する糖分、
消費者、コーヒーやかき氷に入れるシロップやヨーグルトに入れるハチミツ等の糖分、
など本来含まれる糖分以外で添加する糖分と言うことになります。
上記にあげたように嗜好品が多くなります。
この遊離糖について、WHOは1日25g以下を目標とするという指標を出しています。
この基準は日本ではかなり厳しく、例えばコーラ350mlには38g、
100%のオレンジジュース350mlで35g、板チョコ1枚で28gの遊離糖が含まれています。
コアラのマーチなら約5個で基準を超えてしまいますし、
当然、これ以外でも煮物や揚げ物、調味料に含まれる糖分がありますので
それを考慮すると、ジュースなら缶の半分(小さいコップに1杯)、
お菓子類ならコアラのマーチ3個分、お菓子類は大体2口分くらいが許容範囲と言うことになります。
これが基準になるんじゃあ、お菓子メーカーもドリンクメーカーも反対しますよね・・・。
なかなかこれを守って生活するのは難しいとは思いますが、虫歯のリスクが高いかた、
虫歯になりたくない人は意識をしてみるといいと思います。
(あきる歯科)
2026年2月16日 10:41




虫歯って何本くらいあるものなの?
小さいお子さんが虫歯になったとき、
「これくらいの年齢で虫歯があるのって普通なんでしょうか?」と、聞かれることがあります。
普通より早いの? 多いの? 心配になりますよね。
学校検診にいくと、今のお子さんは明らかに昔より虫歯が少ないです。
反面1学年に1~2人、強烈に虫歯が多いお子さんがいたりもします。
前者は虫歯予防に意識が高くなったこと、少子化でお子さんに目が届くようになったこと、
予防の仕組みや器具が進歩したことが考えられます。
後者は、嗜好品を食べることが多くなったこと、食生活の変化あたりが原因でしょうか。
さて、このあたりの統計は厚生省が4年ごとに調査しています。
歯科疾患実態調査という物ですが、再診の令和4年度の調査はコロナのため母数が少な炒め
平成28年の資料を見てみましょう。
乳歯で虫歯ができている割合は、平成28年度で
3歳 8.6% 11人に1人
6歳 45% 2人に1人
12歳 3% 30人に1人
12歳で割合が減るのは乳歯が抜けるからです。
23年前の平成5年度では、
3歳 59.7% 10人に6人
6歳 88.4% 10人に9人
12歳 20.3% 5人に1人
が虫歯だったため、大幅に改善していることがわかります。
このときの虫歯の本数は、平均で
3歳 1本 (平成5年 3.2本)
6歳 2.4本 (平成5年 7.1本)
12歳 0.2本 (平成5年 0.6本)
で本数自体減少しています。
この23年間で、虫歯になる率は80%減、本数は66%減となっています。
現在はもっと改善していると思われるので、本当にここ30年で劇的に虫歯は少なくなっています。
永久歯と乳歯を合わせた虫歯のある小児の割合は、
6歳 45.5% 2人に1人
12歳 10.3% 10人に1人
なので、
乳歯だけの3歳児とほぼ永久歯だけとなった12歳の児童は、10人のうち9人が虫歯がなく、
虫歯ができた児童も平均で1本以下というのが現代の小児の虫歯の状態です。
乳歯が虫歯になりやすいため、乳歯が生え替わり始める6歳時点では、
2人に一人が虫歯になっており、平均2.4本虫歯があるというのがわかります。
つまり、3本以上虫歯ができてしまったお子さんはかなりのハイリスク、ということです。
ちなみに大人の場合、虫歯のない人は、
20~24歳で20% 5人に1人
35歳を超えると 0.5% 200人に1人 の割合になります。
70歳を超えると7%になりますが、これは虫歯が抜けているからですね。
35歳以上の方はほぼ虫歯に罹患すると言うことでもあるので、やはり予防が重要になります。
ちなみに歯を失う本数は、50歳までは平均で1人1本以下で、
歯周病が重症化してくる50歳以降では
50~54歳 2本
55~59歳 3.1本
60~64歳 4.6本
65~69歳 6.7本
70~74歳 8.6本
75~79歳 10.3本
と、加速度的に増えていきます。
50歳まで1本しかなくならないのにその後の25年で10本なくなる計算な訳です。
平成5年度の調査のときは50歳までで3.6本、75歳で21.4本喪失していたので
大幅に改善はしていますが、それでも年齢と共に歯がなくなっていくのがわかります。
一つは、歯周病の進行、経年的組織の弱体化、加齢による清掃の困難などが原因です。
大丈夫かと思っていても歯科医院で定期検診は受けてみて下さい。
(あきる歯科)
2026年2月14日 10:48




虫歯にならないためには何をしたらいいの? この質問を患者さんにした答えは? 絶対にやった方がいいことは?
「虫歯にならないためにはどうしたらいいと思いますか?」
こう聞かれたらなんと答えるでしょう?
ある歯科医院でこの質問を全ての患者さんにしてみたところ9割の患者さんが
「よく歯を磨くこと」と応えたそうです。
40年前、僕が子供の頃はこれが正解でした。
昔の歯医者さんは一生懸命に啓蒙してくれたわけで、その努力が実ったのですが、
困ったことに、時代が進むとともに予防の研究も進化して、内容が変わってきています。
今では「虫歯にならないためにどうしてらいいのか」の答えは「歯をよく磨く」ではありません。
WHOが強く推奨する虫歯予防、誰にでも効果があると証明されている予防法は、
「1000ppm以上の濃度のフッ素歯磨き粉を使用して1日2回歯を磨くこと」です。
これ以上効果があるとされる予防はないですし、手技としても最も簡単で誰にでもできる予防法です。
何度かお話ししていますが歯の溝の部分や、歯を削って詰めた詰め物や被せ物の間に
できた隙間(マイクロクラック)は小さすぎて歯ブラシの毛先が入らないため、
歯磨きをするだけでは虫歯の予防にならないのです。
虫歯になりやすいこのマイクロクラックの虫歯を防ぐのは、フッ素が一番有効とエビデンスがでています。
このほかに弱い推奨とされているのが、砂糖の摂取を控えること、フッ素塗布、フッ素うがい、
高齢者の歯間ブラシの使用になります。
残念ながらフロスは、術者(ドクター、衛生士)が行う場合は効果が認められるが、
スキル依存性が高いためにフロスの使用で明確に虫歯を予防効果が出たというデータはありません。
しかし、フッ素入りのフロスならば効果は期待できます。
学会やガイドラインではこのような表記をするため、
弱い推奨ならやらなくてもいいの?と考えてしまうかもしれませんが、
かみ砕いた表現で言うならば、
強い推奨は、「虫歯予防の為に絶対やったほうがいいと専門家が勧めること」、
弱い推奨は、「虫歯予防にある程度効果があると考えられること」、
になります。効果がないとそもそも推奨という言葉は使われないので、
プロバイオティクスやロイテリ菌、プロポリス、クロルヘキシジン、重曹、各種洗口剤などは、
「強いエビデンスがない根拠にとぼしい予防法」 という扱いになります。
将来的に未知の成分が発見されて、実は有効だったという可能性もあり得るため、効果がないと断言はできないので、
現在の所では明確な有用性が確認できないという言い回しになります。
回りくどいけど、研究者ってそういものなのです。
なので、このあたりに関してはかみ砕いて言うと、
「今のところ予防効果ははっきりでてないけどいいって言う人もいるよ」程度の扱いになります。
フッ素ってホントすごい有用なんですよ。
(あきる歯科)
2026年2月13日 11:48




スポーツ歯科学会
マウスガードをフルデジタルで、コンピューター上で顎の動きを再現して作製。
なんて最新の治療など見せてもらいました。
いや、コストと時間の問題はありますが、技術の進歩はすごいです。
反面、スポーツ従事者の歯科領域への関心の薄さは、歯科界の啓蒙が足りていないなあと感じます。
教育カリキュラムにスポーツ歯科がはいっていなかった。(ので歯科医師側でも理解が不足している)
スポーツ指導者は口腔内の勉強をしていないので特に必要性を感じない。
選手はスポーツのことメインの生活を送るので、自由時間を歯科に使う意識や暇がない。
あたりが問題で、さらに大会などで救急対応医が必要な場合も、
小規模な大会では医師が不在、または懇意にしている医師がボランティアの形でやっている事が多いです。
発注側としては、いた方がいいことはわかっているが、頼める先もなく、コストもかかる、いちいち準備していると大会自体が開けない、
受注側としては、拘束時間が長いため、給与が低いと引き受けるドクターがいない。
ということで、善意のボランティア頼るしかないということに。
これはなかなか難しい問題です。
実際、スポーツ歯科認定医やスポーツデンティストの資格を取ったのはいいが、
活かす場所がないなんて話も耳にします。
このあたりは今回の学術大会で活動を模索している話も出ましたので
改善するかもしれません。
(あきる歯科)
2025年12月 8日 09:39




親知らずの抜歯 は 必要? いつ抜けばいい?
本日は親知らずの抜歯について。
親知らずの抜歯について良く受ける質問は、
①抜かなければならないのか
②痛くはないけどそのままでいいのか
③抜いたら痛むのか
④歯科医院で抜けるのか(総合病院に行かなければならないのか)
⑤今日抜けるのか
⑥顔が細くなるのか
あたりです。一つずつ説明していきましょう。
① 抜かなければならないのか
親知らずは必ず抜かなければならないと言うことはありません。まっすぐはえていて清掃も問題なくできる場合。完全に骨の中に埋まってしまって出てこない場合は特に抜く必要はありません。しかし、現代人は顎が小さくなり、きちんと生えてこない場合が多く、その場合、真横や斜めに生えたり、半分だけ頭を出して、みがけないため、隙間にばい菌がたまって炎症の元になり腫れや痛みが出てしまうことや、虫歯になってしまうことが多いです。
他の歯に迷惑をかける生え方をしていたり、腫れや痛みが出てくる場合は抜いた方がいいです。
②痛くはないけどそのままでいいのか
①に近いのですが、半分だけ頭を出している状態や横を向いて隙間ができている状態の親知らずです。①と同じで症状が出るか、虫歯や歯周炎を起こすならば抜いた方が良くなります。
③抜いたら痛むのか
親知らずの抜歯は大きく腫れたり、強い痛みが出るイメージがありますが、ほとんどの場合は下顎の真横や斜めにはえて入れる親知らずの場合です。上顎の親知らずは、骨が柔らかいため抜きやすく、他の歯を抜いたときとそれほど変わりません。下顎の場合も、まっすぐはえていた親知らずの場合は痛みや腫れは少ないです。
斜めにははえている場合、真横にはえている場合は、歯がそのまま抜けず、歯を分割したり、骨を削って歯を抜く隙間を作る必要があるので、侵襲が大きくなることが痛みや腫れの原因です。また、炎症が強い、ばい菌が多い場合は痛みや腫れがでやすくなります。
そのため、痛みが出ていた歯、腫れていた歯ほど、抜いた後に症状が出やすくなります。抜くのが怖くても、症状がないうちに抜いておいて方が楽な場合があると言うことです。
逆に、腫れ痛みが出ていた場合、まず炎症がひかなければ麻酔が効かないため、そもそも抜くことができないこともあります。
④歯科医院で抜けるのか(総合病院に行かなければならないのか)
こちらは病院次第になりますが、親知らずの抜歯は、神経や血管が近い、骨が硬いなど思わぬトラブルを起こすことがあるため、自院では抜歯せずに総合病院に紹介する場合もあります。当院では八王子医療センターの口腔外科長であった小川先生が勤務しているため基本的にあきる歯科で抜歯を行っています。
⑤今日抜けるのか
③で解答したように、炎症が強い場合麻酔が効かないため、痛みや腫れが強い場合は抜くことができません。また、生え方によっては抜歯に1時間かかる場合もありすので、必ず当日に抜けるわけではありません。基本的には、当日レントゲンや症状をみて、次回になることが多いと思います。
⑥顔が細くなるのか
整形分野でこのような噂があるのですが、口腔外科の先生からは、抜歯しても骨がなくなるわけではないので外見は変わらないと解答されています。生え方によってはスペースができますので、まったくないわけではないと思いますが、それが目的で抜歯を考えるのはやめておいた方がいいと思います。
(あきる歯科)
2025年12月 3日 12:58




歯科医師が教える正しい歯磨き
「歯磨きの方法について」、これは医院でもSNS等でもは本当に良く受ける質問なのですが、歯科医院ではそれぞれの患者さんに合わせたアドバイスを行っています。
「力が入りすぎて歯茎に傷がついているいるので気をつけましょう」「歯の付け根にあたっていないので注意しましょう」「歯茎が下がって歯の間に食べ物がつまりやすくなっているので歯間ブラシを使いましょう」「時間が短すぎるので歯磨きの時間を増やしましょう」など、患者さんそれぞれで気をつけてほしいところが違うので、本来はかかりつけの歯科医院で自分にあった歯磨きの仕方、注意した方がいい所について聞いてもらうのが一番です。
手に力が入らない高齢の方にはグリップ付きの歯ブラシがいいこともありますし、小児で口が小さいならヘッドが小さい歯ブラシがおすすめになるように、
お肌のケアや筋トレの方法なんかと同じで、個人の適正や体質を考えなければならないので、「これがベスト!」とか「実はこれをやれば虫歯にならないマル秘情報」
みたいなモノはありません。(時々SNS等でみかけますがほとんどがステマです)
ただ、ある程度この方法が推奨であるというモノは存在します。
以前のブログ(虫歯予防の現在 その2 | あきる歯科ブログ | あきる野市の歯医者あきる歯科|インプラント・矯正・歯科用CT設置)でも書きましたが、
①虫歯の予防の効果がある薬剤は現在フッ素だけ
②歯の溝はブラシの毛先よりも細いため、ブラシで汚れは取りきれない
③甘い物を食べたことは歯磨きで帳消しにならない(食物摂取で発生した酸は歯磨きではなくならない)
ため、
フッ素入りは磨き粉を使用して、口の中にフッ素の成分が残る様に歯磨きした後にお口をゆすがず、間食の頻度を控え、できれば口腔内に残りにくい果物やおにぎりなどお菓子・ジュース以外のモノ摂取する
事が重要になります。
後半は歯磨きではないですが、前半に関してはイエテボリ法歯磨きとして結構紹介されているので目にした事がある方も多いと思います。
先日、小学生の患者さんにイエテボリ法のことを説明していたら、
「知ってる、ペットボトルの蓋くらいの量でゆすぐだけなんだよね!」
といわれて感動してしまいました。
さて、イエテボリ法ですが、6歳以上であれば
(1) 歯ブラシに2cmのフッ素入り歯磨剤(1000~1450ppm)をつける
(2) 歯磨剤を歯面全体に広げる
(3) 2分間ブラッシングをする
(4) 泡だったままの状態を保持する
(5) 10mlの水を含む(ペットボトルのキャップくらい、またはコップに指1本の幅くらいの量の水。泡は吐き出さない)
(6) 30秒間そのまま洗口する
(7) 吐き出したあと水でゆすがない
(8) そのあと2時間何も食べない
と、いうものになります。
是非、皆さんこの磨き方で歯磨きをしてみて下さい。
(あきる歯科)
2025年11月19日 12:34




現代の予防 その3 企業は健康に留意しない
今回も予防のお話。
前回まで虫歯の原因は3食以外での間食に含まれる砂糖、嗜好品としての遊離糖が原因とお話ししましたが、
これを減らすことは難しいです。
たばこやお酒もそうですが、営利企業は自社の製品を売るために広告や宣伝で大金を使って
プロモーションを行います。ソレが健康に関してよくないことであっても、
企業は法制内であれば斟酌しません。
結果、歯科医師会や医師会、各種学会等の本職で働きながら運営される団体で気づいた人たちが、
草の根的な活動で疑義を呈することになるケースも多くあります。
たとえば、厚生省でさえ、「砂糖は虫歯の直接の原因ではない」という文言を発言しています。
砂糖を取り込んだ細菌の出す酸で溶けるのが原因なので、直接の原因でないと言えば嘘ではないかもしれませんが、
間接的には原因も原因の根本な訳です。歯科医師でこの文言に違和感を感じない人はいないと思いますが、
清涼飲料、お菓子、ケーキ、外食、いろいろな業界からの「砂糖を摂取は控えた方がいい」という発言をしてほしくない
圧力を感じました・・・。
実際に商品として発売された物としては、国内で
・1歳からのからのカルピス
・お休みポカリ
・赤ちゃん用ポカリスエット
・赤ちゃんヤクルト
等があります。いくつかは情報が出てしばらくして歯科医師の署名などで販売が中止されましたが、
熱中症対策や水分補給を建前に清涼飲料を販売しようという意欲にそら恐ろしくなります。
どう考えたって、歯にいいことはないですし、熱中症対策ならこんなに当分は必要ないです。
アメリカ小児学会では、はっきりと、1歳未満はジュースのメリットは0であり取る必要はないことを明言していますし、
国際法に学会では2歳までは禁忌となっています。
赤ちゃんポカリやヤクルト、1歳からのカルピスなど論外なわけですね。
スポーツドリンクに関しても同様に、アメリカ小児学会はスポーツドリンクのメリットは0であり、アスリート以外は摂取する必要がないと明言しています。摂取してもいい目安はカロリーと水分を摂取したい負荷の高い運動をする場合のみです。通常の運動であれば水で十分。脱水対策ならば経口補水液(OS1など)ガス衣装になります。
スポーツドリンクは経口補水液の3倍の糖分がはいっているため、糖分の過剰摂取になってしまうこと、部活中などの頻回の摂取で虫歯のリスクが跳ね上がること等がリスクなのですが、未だに運動部やスポーツクラブで指導者が推奨している場合があります。
ミネラル摂取ならお茶に少量の塩分、または経口補水液を推奨したいところなのですが、塩麦茶よりも経口補水液よりもスポーツドリンクがおいしいこと、指導者からも推奨があることなどからなかなか減らないのが現状です。
企業のスポーツした後の、スポーツドリンク!というCMが浸透しているのもこの一旦を担っているのですが、歯科医師会や予防学会の啓蒙活動が足りないのもあるのでしょう。なかなか頭の痛いところではあります。
(あきる歯科)
2025年11月 5日 10:46




日本ヘルスケア学会に参加してきました
連休は友人が主催を務めるヘルスケア学会の催しに参加してきました。
予防への取り組み方と、流れ、何を大事にするかなどの話が聞けて興味深い1日でした。
主催の大学同期の古市先生と。
同期が頑張っていると、僕も頑張らないとという気持ちになりますね。
(あきる歯科)
2025年11月 4日 14:32




虫歯予防の現在 その3 何が虫歯の原因でどうすればいいの?
今回は虫歯の原因について。
え? 虫歯の原因は砂糖でしょ?
そうですが、砂糖をとってもそれほど問題ない場合と、問題がある場合、
砂糖ではないから大丈夫と思っていたら大丈夫ではない場合があります。
まず、虫歯の原因に関しては、遊離糖が原因と言われています。
聞き慣れない言葉ですよね? 遊離糖とはなんでしょう?
定義をしらべると、
と、あります。
野菜ジュース、果物ジュース、乳酸菌飲料、お菓子、ケーキ、シロップ、ハチミツ等、嗜好品として糖分が主になります。
日本では、塩と違い、砂糖類の明確な量の目安はないのですが、WHOは摂取エネルギーの5%以下を推奨しています。
実際にブラジルでこの糖分の摂取を摂取エネルギーの5%を目標に生活した場合、制限無しで生活した場合、
制限無しの場合は5倍虫歯ができたという研究もあります。単純に考えると砂糖を控える生活をした場合、虫歯が1/5になるということですね。
ただし、この摂取エネルギーの5%というのはなかなか厳しく、成人の場合おおよそ25g、大さじ3杯分以下にすることが目標になります。これは、200mlのジュース1本に含まれる量なので、お食事に含まれる調味料や砂糖分を考えると、主食以外はほとんど糖分を取らないことになります。
さらに同じ糖分をとるにしても果物で摂取する場合と、同量の糖を含んだジュースで取る場合は、
明確にジュースの方が口の中が産生になる時間が長い(歯が溶ける時間が長い=虫歯になる)です。
これは、咀嚼によって唾液が出ると酸が中和されるため、咀嚼しない液体状態だと中和されずに
ハイリスクになることが原因です。
同じように、遊離糖以外の、主食に含まれる糖分は、咀嚼する際に摂取されるため、
比較的リスクが低くなります。
ジュースや飴、ケーキ等は咀嚼がほとんどともなわないため、リスクも高くなります。
よく勘違いされている事の一つに、「甘いものを食べても映えを磨いたから大丈夫」があります。
砂糖を食べるとその瞬間から口の中は酸性に傾き、中和されるまで1~2時間酸性の環境で
歯が溶けていきます。直後に歯磨きをしたとしても、虫歯菌の餌となる歯に付着した食べかすは
とれますが、酸性になった環境は変わらないため歯磨きで甘いものを食べたことは
帳消しにはなりません(もちろん磨かないよりはいいですが)。
また、ジュースにしても、野菜100%、果汁100%、スムージー、自家製の濃縮還元でない野菜100%ジュース奈良大丈夫という勘違いも根強いですが、関係なく虫歯の原因になります、
三温糖、黒糖、和三盆、ハチミツ、マヌカハニーなどの高級糖や自然由来の物も精製糖よりも虫歯になりにくいと思われがちですが、リスクは同じです。
自然信仰は根深く、なんとなく説得力があるように感じられますが、木の実が主体の食事をしていた縄文人は、
他の新石器時代の人と比べると、発掘された遺体には以外にも虫歯が多いです。自然由来でも虫歯になるのは
この事からもあきらかです。
(あきる歯科)
2025年10月31日 10:21




歯のことを考えた場合、母乳とミルクはどちらがいいのか? いつまで?
こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。
前回に引き続いて、お子さんの口の中の菌にも係わるお話です。
虫歯の原因となるのは砂糖、しょ糖、ブドウ糖です。
ミュータンス菌(いわゆる虫歯菌)は砂糖を餌に酸を出し、これによって虫歯ができるため、
飲料に砂糖を含むものは野菜100%や果汁100%であっても避けるべき物になります。
間食(3食以外で糖分を含む物を口に入れること)が1日2回までが推奨と言うことを考えると、
砂糖を含んだ飲み物がある場合あっという間に間食の回数が増えてしまうからです。
したがって、飲み物に関しては水かお茶が推奨になります。
ただし、牛乳に含まれる乳糖は残留しにくいためそれほど気にしなくてもいいと言われています。
さて、母乳も乳糖を含む飲み物になります。
乳糖はビフィズス菌と結びついて酢酸を産生し、虫歯の進行を促進します。
赤ちゃんにはまだ虫歯はないので、虫歯の進行を促進する作用があろうが問題なく、また
母乳の場合、ミルクなどより免疫力と、口の吸う力の獲得などの意義が多いと考えられます、
実際、生後6ヶ月までは母乳のほうが虫歯予防効果が高く、1歳を超えると母乳のほうが虫歯になりやすいという研究があります。低年齢のときは免疫力の恩恵が大きく、1歳を超えると離乳食などで砂糖が入ってくるため、虫歯を促進しやすくなるためと考えられます。
母乳が難しい方もいるとは思いますので、絶対に母乳でそだてた方がいいというわけではありません。
どちらか選択できるのであれば、参考にしていただければ幸いです。
(あきる歯科)
2025年10月28日 09:46
































