月別 アーカイブ
- 2025年4月 (2)
- 2024年12月 (1)
- 2024年9月 (1)
- 2024年7月 (1)
- 2024年1月 (2)
- 2023年12月 (2)
- 2023年11月 (1)
- 2023年7月 (1)
- 2022年9月 (4)
- 2022年8月 (1)
- 2022年7月 (3)
- 2021年11月 (1)
- 2021年1月 (2)
- 2020年11月 (1)
- 2020年7月 (1)
- 2020年5月 (1)
- 2020年4月 (3)
- 2020年3月 (4)
- 2019年3月 (1)
- 2018年4月 (1)
- 2017年2月 (2)
- 2017年1月 (1)
- 2016年12月 (1)
- 2016年9月 (3)
- 2016年8月 (4)
- 2016年6月 (1)
- 2016年5月 (5)
- 2016年4月 (2)
- 2016年3月 (2)
- 2016年2月 (3)
- 2016年1月 (5)
- 2015年12月 (9)
- 2015年11月 (4)
- 2015年10月 (3)
- 2015年9月 (1)
- 2015年5月 (2)
最近のエントリー
あきる歯科ブログ 3ページ目
マタニティ歯科 赤ちゃんへの影響は?
今回は前回の続き、マタニティ歯科、胎児への影響です。
乳歯は妊娠7週から作られはじめ、4ヶ月頃からかたくなります。
お母さんの食生活は乳歯に影響を与えるため、カルシウムだけでなくバランスのとれた食生活が大切
まず。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中に虫歯菌はいません。
キスやお箸、食べ物を媒介として虫歯菌の感染が起こるので
周りの大人が虫歯の治療を行い感染リスクを減らしておきましょう。
生後半年くらいまでは、歯が生えていません。湿らせたガーゼなどで汚れを拭ってあげましょう。
7ヶ月くらいから乳歯が生えてくれば、歯も拭い、1歳が過ぎたら歯ブラシにもチャレンジしていきましょう。
歯が生えてくると、今度は食べ方や、姿勢が歯並びに影響していきます。
口腔筋機能療法といって、筋肉を使うことで歯並びを改善する治療がありますが、
口の周りの筋肉やベロは、歯並びに大きな影響を与えています。
寝転がってずっとご飯を食べていれば顎がゆがんでくるのは想像がつくと思いますが、
乳児にもおなじことがいえます。
足の裏をお母さんの膝やおなかにくっつけて、立ったときと同じように
背中がまっすぐになる姿勢でミルクをあげたり、離乳食をあげることで
自然でかたよりのない歯並びができやすくなります。
(あきる歯科)
2021年1月16日 11:04
マタニティ歯科 マイナス1歳からの歯医者って?
近年歯科以外の分野でもでもマタニティ歯科やマイナス一歳からの歯医者という言葉を聞くことが多くなってきました。
そこで、マタニティ歯科についてお話ししようとお思います。
以前にこのブログで触れましたが、妊婦さんの歯科治療に関しては、
まず、妊娠中はホルモンのバランスが崩れて歯周炎を起こしやすくなります。
また、つわりで奥歯まで歯ブラシが入れられない。気持ち悪くて歯磨きに手が回らないなど、
汚れが残りやすい環境になりやすいです。そこで、
1.つわりなどで虫歯や歯周病が進行しやすくなるため安定期の5~9ヶ月で検診にいきましょう。
赤ちゃんにカルシウムを取られて歯がもろくなるという通説は間違いですが、
つわりでは磨きができないなどが理由でこの時期に状態が悪くなるため、そのように言われていました。
2.歯周病が早産や低体重児のリスクを2倍から4倍に高めることは報告があり、歯周病菌が血中に入り
子宮の収縮を起こすことから起こると言われています。安定期に歯科医院での歯のクリーニングをしていきましょう。
3.お薬に関しては、できるだけ使わないに越したことはないですが、歯の痛みや炎症により
子宮の収縮や、血管への炎症性細胞の侵入が起こるとそちらの方が母胎に悪影響のため、
急性の炎症などがあれば、ご本人と相談の上、胎児に影響のない薬剤を選んで投薬を行うことがあります。
4.レントゲンはターゲットが顔面で体には鉛のエプロンを掛けるため胎児の被曝はほぼ無し。
頭部に関しても東京鹿児島間の飛行機に乗る方が被曝量は多くなります。
5.痲酔に関しては無痛分娩でも使用するものなので胎児に悪影響はないですが、痲酔に対する緊張や
注射の痛みのストレスの方がよくないのでできるだけ使用を避けます。しかし、3と同じで痲酔をしない
ストレスの方が悪影響の場合は同意を得て使用する可能性はあります。
この5点が妊娠中の歯科治療に関する注意事項になります。
胎児への歯科的影響についてはまた次回。
(あきる歯科)
2021年1月 9日 14:58
マスクで口呼吸 おくちぽかんは大丈夫ですか?
新型コロナでマスクをつける時間が多くなっていますが、ヤフー、グー、マイクロソフトなどにこんなニュースが出ていました。
「マスクで口呼吸」の弊害 免疫力低下、扁桃腺炎、認知症を招くことも
マスクをつけることで、呼吸がしづらく無意識のうちに楽な口呼吸をしてしまうようになり、
そのために、扁桃腺炎や認知症になりやすくなってしまうと言うことです。
歯科領域では口呼吸は歯列不正の原因であり、口呼吸のあるお子さん、おくちぽかんがあるお子さんは
歯列不正のリスクが高くなります。矯正治療の一環として、口呼吸を治す治療を併用することもあるほどなので、口呼吸が増えていくことは歯並びが悪くなるお子さんが多くなる危険があると言うことになります。
口呼吸の改善はなかなか自然にはできないので、あいうべ体操や矯正用のマウスピース、舌の運動で
改善を促すことになりますが、見た目でははっきりわからないことも多いので、おくちぽかんがあるようならば歯科医院で相談してみてください。
(あきる歯科)
2020年11月24日 18:20
仮歯でおわりにしていいですか?
歯科医院では最終的なかぶせものの前に仮の歯を作り、見た目に困らないようにしたり、かみ合わせや形態の確認を行うことがあります。歯の色が気になって治療を行った場合など仮歯になるだけで見た目が改善するので非常に喜ばれます。
しかし、ここで来院が途絶える患者さんがたまにおられます。
仮歯のまま使っていくとどうなるでしょうか?
仮歯は材料が柔らかく、目に見えない空洞がたくさんあります。
そのため、長く使うと割れたりすり減ったりしてしまうことや、仮付けの接着剤が剥がれた部分に汚れが入り虫歯になることがあります。どんなにきれいに見えようと、表面が荒く、空洞があるため汚れがつきやすく、細菌の繁殖を起こし歯茎の炎症や悪臭の元になります。
1~2ヶ月程度であればいいですが、長期にわたって放置をすると大変なことになりますのでご注意ください。
(あきる歯科)
2020年7月 2日 11:45
意外と知らない歯ぎしりの作用
診療してて意外に多く見られるのが咬合性外傷と呼ばれる、かみ合わせが原因の歯の痛みです。
ほとんどの場合は歯ぎしりかを食いしばりをしている方なのですが、およそ7割の方は自覚がありません。
歯ぎしり自体は人類の8割は程度はどうあれしているという報告もありますので、実は、歯ぎしりしていない方の方が少ないのです。
この歯ぎしり、食いしばりですが、ほとんどの場合夜間睡眠中に自分でコントロールできない状態で強くかみしめ、
日中の3~5倍の力がかかるため、負担が大きくなり、いくつかの症状を引き起こします。
①顎を動かす関節や筋肉の痛みとして症状が出る場合
強い力でかみ合わせを動かすため、顎を動かすこめかみ、顎の下、頬の筋肉が筋肉痛を起こして痛む場合があります。
また、耳の前方、顎の関節周囲がいたむ場合があります。
特に、歯ぎしりが原因の場合睡眠中や起床時に痛みが出ることが多いです。
②強くかんでいる歯自体が痛む場合
こちらは、歯自体がぐりぐりと動かされるために歯の周囲の組織や、歯の中の神経が炎症を起こして痛む場合です。
咬むとひびく感じや痛みがあるのですが、一過性のことが多く、上下左右に痛みが移動することがあります。
③顎の関節に負荷がかかり、スムースに動かなくなる場合
いわゆる顎関節症ですが、顎の開閉時にガクガクする感じが出たり、大きくお口を開けられなくなることがあります。
歯ぎしり自体は音がしていない場合もあるので、歯のすり減り方や、レントゲンで歯と骨の間に隙間がないかなどで
判断することになります。
意外と歯ぎしりから症状が出ている場合があるので、自覚のある方は注意して症状が出たら
歯医者に診てもらうことをおすすめします。
(あきる歯科)
2020年5月13日 17:45
子供が歯医者が嫌いな理由
お子さんて歯医者が苦手な子が多いですよね? 当院でも待合室でなきだしてしまうお子さんがいらっしゃいます。
反対に、歯医者に来るのが楽しみというお子さんもいます。
何が違うのでしょうか?
一つは小さいうちに虫歯が大きくなってしまって、治療が痛かったのでトラウマになっている場合や
内科などの医科でいたかったので病院自体が嫌になっている場合です。
歯の治療が可能になるのは、痛みの少ない治療で、はやくて3歳半くらい、一度怖い目に遭うと小学校2年生くらいまで
治療が難しくなることも珍しくありません。
そのため、当院では低年齢のうちは完全に治すのではなく、進行を止めて成長してから治療するという方向で治療を行っています。
虫歯の治療は、
歯を削る→洗浄→接着剤の塗布→乾燥→樹脂を流し込む→光を当てて固める→かみ合わせの調整→研磨
と、やることが多く、虫歯の大きさによっては麻酔も必要になるため、ずっと我慢してお口を開けているのは
3~4際のお子さんには厳しいです。そして無理に治療をすれば唾液が術野に入って中途半端な治療になる可能性もあるからです。
もう一つは、何をやるのかがわからないので怖い場合です。
こちらは、歯医者は怖い場所ときいて怖がってしまっている場合もありますので、おうちの方も
「歯医者に治療は痛いよ!」とか「甘いものばっかり食べてると注射して歯医者で歯を削ることになるよ!」
など怖い場所だと思わせるような発言をしないようご協力ください。
怖がってしまうとそれだけで治療のハードルが上がり、5分で終わる治療に1時間かかるようなことが起こってしまいます。
また、できるだけ怖くないように当院では、「こういうことをやるよ」ということがわかるカードを作って説明するようにしています。
おくすりで はを しょうどく するよ
歯医者に来るのが楽しみというお子さんは、小さい頃から痛いことをしないで予防の処置だけで歯医者に来て、
治療のご褒美をもらったり、子供手帳にシールを貼ったりして、歯医者が楽しいところとになっている場合です。
治療のスムースに進みますし、おこさんも虫歯にならずに痛い思いをせずにすみますので、
お子さんが小さい時代こそ、できるだけ痛くないうち歯医者で予防処置にいらしてください。
(あきる歯科)
2020年4月27日 12:55
新型コロナウイルス予防に口腔ケアもしっかりと
こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。
新型コロナ禍で大変な日々だと思いますが、歯医者としてお伝えしたいことがありまして今回はコロナというか
感染予防について。
まず、インフルエンザを予防するのには、歯磨きや口腔ケアに努めることが重要だという研究結果が出ています。
同じウイルスであるインフルエンザや風邪の場合、口腔ケアが不十分な場合歯垢(プラーク)がふえ、このプラークに含まれる細菌がプロテアーゼという酵素を出して、ウイルスが気道の粘膜から侵入しやすくなることがわかっています。
つまり、お口の中を不潔にしているとプロテアーゼの量が増え、インフルエンザや風邪の発症や重症化を招きやすくなるということです。
きれいなお口と汚れているお口と、どちらが菌が繁殖しやすいかイメージしていただければわかりやすいと思いますが、
風邪やインフルエンザ、新型コロナなどのウイルスでももちろん同じことが起こっているわけです。
2006年2月放送の「ためしてがってん」でも、歯科衛生士からの適切なケアで、介護施設のインフルエンザの発症率が1/10に抑えられたことが放送されました。
治療があって歯科医院に行くことがあるのならば口腔ケアを、自宅にいるのでも歯ブラシをしっかり行うだけで感染は抑えられる可能性が高いです。おうちでもお口のケアをしっかりやっていきましょう。
(あきる歯科)
2020年4月20日 11:33
アンパンマン白衣は虫歯治療小児の痛みを和らげるか?
先日、アンパンマンの白衣を発見して購入。

パジャマみたいですが・・・、白衣です。
矯正の日はお子さんが多くなるので木・金に主に着用しています。
ところで、このアンパンマン白衣(エプロンもあり)、お子さんの治療の痛みを和らげる効果があるそうです。
怖がるお子さんは、緊張で体に力が入り、全力でいたいところに集中してしまうため、通常よりも敏感に刺激を感じます。
アンパンマンが好きなお子さんは、キャラに気を取られるので、緊張が緩和され、注意が分散するため
結果的に痛みを感じにくくなるということです。といっても、アンパンマンの魔法が聞くのは3~4歳くらいまで、
気がつけばあれだけ熱中していたアンパンマンを卒業して戦隊ものやライダー、プリキュアに移行していくのが低年齢の
習わしで、そこを超えてしまうと好みの差が大きくなるので、1キャラクターではフォローできなくなってしまいます。
というわけで、低年齢だけにきくアンパンマンの魔法をかけるため時々この白衣を着用しています。
ふざけているわけではありませんのでご了解ください。
(あきる歯科)
2020年4月 8日 19:40
お子さんの治療に関して いつから治療をするのか
お子さんの治療に関していつから治療を始められるのか質問されることがあります。
小児の虫歯は、哺乳瓶でジュースなどを飲んでそのまま寝てしまうなどの生活が続いて、低年齢で広範囲な虫歯ができる、
いわゆる哺乳瓶う蝕にならなければ、3歳半から4歳くらいで奥歯の間で虫歯ができる場合がほとんどです。
しかし、お子さんによっては治療が怖いくて体が動いてしまい、治療が困難な場合があります。
治療ができる子は3歳からでも治療が可能ですが、難しい子は小学校2年生くらいまで積極的な治療が難しいこともあります。
これは、1つは一度歯医者で痛い思いをしたため怖くなっているためであったり、また、その子の性格で怖がりな場合もあります。
なので、積極的に治療を行うのは早くても3歳半、遅い場合は7歳くらいからが目安になります。
しかし、歯の治療は大人でも子供でも治したところが永遠に持つわけではありません。とくに唾液が多く、お口が小さいお子さんの場合、治療が確実にできない場合もあります。そこで、当院では、低年齢の場合は積極的な治療を避け、できるだけ歯を削るのを先延ばしにすることを推奨しています。フッ素や、虫歯の進行を抑制する効果のあるアイオノマーセメントを使用して、汚れのたまりやすい穴をふさいでしまうことや、フッ素うがいやキシリトールの使用、シュガーコントロールなどで虫歯のリスクを下げ、生え変わるまで症状が出ない状態をできるだけ維持して、積極的な治療を始めるのを先延ばしにするようにしています。
(あきる歯科)
2020年3月24日 18:25
歯磨き粉の選び方
時々きかれる歯磨き粉のはなにがいいの?ですが、今日は歯磨き粉の成分についてお話しします。
歯の表面について酸や毒素を出す歯垢(バイオフィルム)は、お風呂や流しのぬめりと同じで物理的にこすらないと落とすことができず、薬剤成分よりも歯ブラシやフロス、歯間ブラシでどれくらい物理的に汚れを落とせるかが大事なのですが、こすり落とした細菌を殺菌する成分や、ある程度バイオフィルムに浸透する薬剤なども現在ははいって来ています。
最近の歯磨き粉は複合的に予防できるようにいろいろな成分が全部のせで入っていることが多いいいんですが、特に気にした方がいい成分について。
「フッ素」 虫歯予防成分といえばこれ、国内の歯磨き粉の95%くらいには入っています が、2017年3月からフッ素の含有量基準値が海外に合わせて日本でも上がって いるので1450ppmの濃度(2017年以前は950ppmが最高値)ものが予防効果 が高いです。
「CPC」 最近の歯磨き粉に入っていることが多い塩化セチルピリジニウム。口腔内の 浮遊性細菌に対して強力な殺菌作用をもち、歯磨きで落とした汚れの殺菌作 用があります。陽イオン性のためバイオフィルム表層の細菌に付着して持続 的に殺菌効果を示します。
「IPMP」 CPCと並んで細菌の歯磨き粉の成分として人気のイソプロピルメチルフェ ノール。細菌の産生を行うバイオフィルムは薬剤の浸透を妨げる働きがある が、IPMPはバイオフィルム内部に浸透して強い殺菌効果を発揮します。
「グリチルリチン酸ジカリウム」
「トラネキサム酸」 抗炎症作用により歯肉の炎症を抑えます。
「TCP」 リン酸三カルシウムが酸で溶けた歯のリン酸やカルシウム分を補充します
「硝酸カリウム」 知覚過敏症状を抑制します。
歯周病の予防をしたいか、虫歯を予防したいか、知覚過敏を気にするかで変わりますが、
虫歯予防ならフッ素濃度1450ppmの歯磨き粉。歯周病予防ならCPC、IPMP、トラネキサム酸かグリチルリチン酸ジカリウムが入ったものを選ぶといいでしょう。
具体的には、虫歯予防であればライオンが出しているチェックアップスタンダード、歯周病予防であればSP-Tジェルなどがおすすめです。全部気になる方は歯科医院で3Mのクリンプロ歯磨きペーストなどがおいてあれば、上記のほとんどの成分が入った歯磨き粉になります。
ただし、歯磨き粉はあくまで補助で、歯ブラシやフロス、歯間ブラシでどれくらい物理的に汚れを落とせるかが肝ということは、覚えておいてください。
(あきる歯科)
2020年3月17日 22:45