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あきる歯科ブログ 2ページ目

子供の食事とおやつは何がいいの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

今日ほおこさんの食生活のポイントについて。
フード&ヘルス研究所の「子供の食生活についての8つの提案」にはこんなことが書かれています。

①飲み物は水かお茶にする 
 飲み物は水分補給のためにとるものでカロリー摂取のためものもでは有りません。
 水分でカロリーをとってしまうと食事をしなくなってしまう場合があります。

②朝はごはんをしっかり食べる
 パンは食パンでも砂糖が入っているのでお菓子を食べさせるようなものです

③こどものおやつ=4回目の食事 
 おにぎり、サツマイモ、トウモロコシ、せんべい等穀類・イモ類を中心に。
 夏場の冷たいおやつも果物を凍らせて
 スナック菓子・清涼飲料水は極力買わないようにしたいです

④まごはやさしい 
 バランスがとれてしっかりかむ食材を摂取しましょう
 油と炭水化物の多い食事は週一回程度を目安に
 ま 豆
 ご ごま
 は わかめ
 や 野菜
 さ 魚
 し 椎茸(きのこ)
 い 芋類

 週一回くらいにしたいメニュー
 オムライス カレー ラーメン ハンバーグ 焼きそば スパゲッティ アイスクリームなど

⑤副食の基本は野菜・海藻類

⑥動物性食材は魚を中心に

⑦未精製の米を常食する 胚芽米など

⑧食品の安全性 無理のない範囲で農薬やポストハーベスト農薬などに配慮

なかなか全部この通りとはいかないと思います。
はずかしながら僕も到底このレベルではないです。

難しいと思う方はおやつだけでも、おにぎり、餅、芋、栗、トウモロコシ等の穀物類(おすすめ)か
くだもの、ドライフルーツ(まあまあ推奨)にしてみてはいかがでしょう。

どうしても菓子パン、スナック菓子、ガム、飴、ジュースは極力避けた方がいいものになります、
できれば遠足や誕生日などのイベントの日にして下さい。



水分補給のためにスポーツドリンクは推奨か?

 こんちには、あきる歯科院長の濱窪です。

 本日は暑い日の水分補給に何を飲むかのお話です。
 部活などを始めると水分補給でスポーツドリンクを頻繁に飲むようになってしまい、虫歯が急に増えてしまうのは
歯医者なら必ず経験することだと思うのですが、実は、スポーツドリンクの水分吸収率というのはあまり高くないです。

 スポーツドリンクは高糖質のため、この糖質が水分の吸収を邪魔してしまうのです。
 そのため、体の水分の吸収量でいうと、蒸留水>生理的食塩水>スポーツドリンクで、スポーツドリンクは
蒸留水の半分程度の吸収量であり、最も吸収率が悪いです。

 しかし、大量の発汗をした場合、水分のみでなく、ナトリウムやカリウムの補給を行わなければ嘔吐や下痢の原因になってしまいます。そのため、スポーツドリンクが選択されているのですが、スポーツドリンクは前述したように高糖質でナトリウムやカリウムは低濃度になっています。よく、糖質を薄めるためにスポーツドリンクを2~3倍に薄めるという話も出ますが、そうした場合は、ナトリウムとカリウムの量が低濃度になりすぎてしまい、水ではなくスポーツドリンクを飲む意味がなくなってしまいます。

 では、何を飲めばいいのかなのですが、簡単なのは500mlのお茶に塩を1ml加えたもので水分とナトリウムの補給が可能です、
市販品であれば経口補水液といわれる、アクアライトORSOやOS-1であれば水分、ナトリウムカリウムともに点滴に近い吸収効果があります。
 

シュガーレス・ノンシュガー・無糖は虫歯にならない?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

本日は、虫歯にならない食生活について。
先日来院された患者さん。半年ほどで急速に虫歯が増えており8本が虫歯になっていました。
話を聞いてみると、禁煙したためたばこの代わりに飴をなめているということでした。

砂糖がお口に入ってから1~2時間は酸が産生されます。
たばこ代わりに飴をちょこちょこほうり込んでいれば、常時酸で溶かされている状態になります。
虫歯になるのも仕方ないというところなんですが、ではこういう場合どうすればいいのでしょうか?

飴の代わりにキシリトールのガムなんかをかんでもらうのが一番いいのですが、キシリトールや
ガムが苦手な場合。シュガーレスの飴やガムでもいいのでしょうか?

じつはここに罠が有ります。シュガーレス、無糖、ノンシュガーは、食品100g中に0.5g未満であれば糖類(単糖類・二糖類)が
含有されていても表記が可能なのです。つまり、実際はシュガーレスや無糖やノンシュガーでも砂糖が入っている場合が有るということです。(ない場合も有ります)

これは栄養成分の部分をみて、ショ糖やスクロース、ブドウ糖の表記がないかを確認する必要があります。
いずれかの糖類の表記があれば砂糖が入っているということになります。
代用甘味料である、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、アスパルテームなどのみの表記であれば
砂糖が入っていないということになります。

また、砂糖不使用という表記の場合、製造工程で砂糖を添加する工程がなければ表記可能なので、
砂糖は使用していないが水飴は使っている場合や蜂蜜は使用しているケースがあります。

虫歯にならないためにシュガーレスや砂糖不使用の食品を食べている方は、こういう表記上の落とし穴が存在することに注意していただくといいと思います。

虫歯や歯周病は感染症? うつる病気なの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

 歯科の世界も日々情報は更新されているのですが、なかなかいったん広まった歯に関する知識は更新されないので
よく聞くけれど、今はそうでないことがわかったお話などしていこうと思います。

 筆頭は、「食事の後すぐ歯磨きしてはいけない。30分以降たってから」ですが、これは完全に否定されています。
このブログでも食事の後はいつ歯を磨くの? | あきる歯科ブログ | あきる野市の歯医者あきる歯科|インプラント・矯正・歯科用CT設置 (akiru-shika.com)で取り上げましたが他にもちらほらとよく聞く話が、今では違うことがあります。

 今回は虫歯は感染症というお話について。今から25年ほど前、僕が大学生の頃は虫歯や歯周病は感染症扱いでした。
感染症、つまり感染する病気なので、同じ食器を使用したり、キスをしたりすることで虫歯の菌が移動し、虫歯や歯周病になる、
という考えです。
 昔はこの考えに基づいて、赤ちゃんの食器を同じものを使わない用に指導をしていました。いまでは、これには意味がないので、
スキンシップや食器の共用はそれほど気にする必要がないということになっています。

 これは、虫歯や歯周病は、1回毎の菌の移動でかかるのものではなく、お口の菌全体の変化によって起こるものだとわかったからです。つまり、毎日の砂糖の接種、ジュースやスポーツドリンクの常飲、歯磨きをしない生活などが続くことで、虫歯になりやすい菌叢に変化していくのが原因ということです。

 勿論、上記の食器の共有なども毎日毎食行われれば菌叢の変化を起こし虫歯になる可能性はあります。しかし、1~2回の食器の共有で、風邪やインフルエンザのようにうつることはないということです。

食事の後はいつ歯を磨くの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

本日は食後の歯磨きのタイミングについて、少し前にニュースで「食後30分は歯を磨かない方がいい」という内容が流れたため、
未だに問い合わせをいただくことがあります。

こちらは「食後に口腔内が酸性に傾いたままの状態で歯を磨いてしまうと、酸で弱った歯がダメージを受けてしまう」という実験の結果が理由になっているのですが、実験自体が通常の口の中の状態とは異なり、炭酸飲料に浸した歯を口の中で磨いた場合という特殊な状況に実験であり、酸蝕症という病気に体する研究報告のため、一般的な口の中の状態とは話が違います。

国内の学会でも「食後30分の歯磨きは避けるべき」という情報は正確性に欠け、酸性の飲食物によって生じる酸蝕症に限られたものだと結論づけています。

したがって、私たちが通常歯磨きをする場合は、食後すぐ磨いて歯が酸性になる時間を少なくする方が望ましいです。
炭酸飲料飲んだ場合など酸性の飲食物を摂取したときのみ、うがいを先にするか、30分開けてから歯磨きをするようにしましょう。ただし、30分待っていれば休み時間が終わる、眠ってしまうなど歯磨きをできないのであればうがいをして歯磨きをすることを優先しましょう。

マタニティ歯科 赤ちゃんへの影響は?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

今回は前回の続き、マタニティ歯科、胎児への影響です。

乳歯は妊娠7週から作られはじめ、4ヶ月頃からかたくなります。
お母さんの食生活は乳歯に影響を与えるため、カルシウムだけでなくバランスのとれた食生活が大切
まず。生まれたばかりの赤ちゃんの口の中に虫歯菌はいません。
キスやお箸、食べ物を媒介として虫歯菌の感染が起こるので
周りの大人が虫歯の治療を行い感染リスクを減らしておきましょう。

生後半年くらいまでは、歯が生えていません。湿らせたガーゼなどで汚れを拭ってあげましょう。
7ヶ月くらいから乳歯が生えてくれば、歯も拭い、1歳が過ぎたら歯ブラシにもチャレンジしていきましょう。

歯が生えてくると、今度は食べ方や、姿勢が歯並びに影響していきます。
口腔筋機能療法といって、筋肉を使うことで歯並びを改善する治療がありますが、
口の周りの筋肉やベロは、歯並びに大きな影響を与えています。

寝転がってずっとご飯を食べていれば顎がゆがんでくるのは想像がつくと思いますが、
乳児にもおなじことがいえます。
足の裏をお母さんの膝やおなかにくっつけて、立ったときと同じように
背中がまっすぐになる姿勢でミルクをあげたり、離乳食をあげることで
自然でかたよりのない歯並びができやすくなります。


マタニティ歯科 マイナス1歳からの歯医者って?

こんんちは、あきる歯科院長の濱窪です。

近年歯科以外の分野でもでもマタニティ歯科やマイナス一歳からの歯医者という言葉を聞くことが多くなってきました。

そこで、マタニティ歯科についてお話ししようとお思います。

以前にこのブログで触れましたが、妊婦さんの歯科治療に関しては、

まず、妊娠中はホルモンのバランスが崩れて歯周炎を起こしやすくなります。
また、つわりで奥歯まで歯ブラシが入れられない。気持ち悪くて歯磨きに手が回らないなど、
汚れが残りやすい環境になりやすいです。そこで、

1.つわりなどで虫歯や歯周病が進行しやすくなるため安定期の5~9ヶ月で検診にいきましょう。
  赤ちゃんにカルシウムを取られて歯がもろくなるという通説は間違いですが、
  つわりでは磨きができないなどが理由でこの時期に状態が悪くなるため、そのように言われていました。

2.歯周病が早産や低体重児のリスクを2倍から4倍に高めることは報告があり、歯周病菌が血中に入り
 子宮の収縮を起こすことから起こると言われています。安定期に歯科医院での歯のクリーニングをしていきましょう。

3.お薬に関しては、できるだけ使わないに越したことはないですが、歯の痛みや炎症により
 子宮の収縮や、血管への炎症性細胞の侵入が起こるとそちらの方が母胎に悪影響のため、
 急性の炎症などがあれば、ご本人と相談の上、胎児に影響のない薬剤を選んで投薬を行うことがあります。

4.レントゲンはターゲットが顔面で体には鉛のエプロンを掛けるため胎児の被曝はほぼ無し。
 頭部に関しても東京鹿児島間の飛行機に乗る方が被曝量は多くなります。

5.痲酔に関しては無痛分娩でも使用するものなので胎児に悪影響はないですが、痲酔に対する緊張や
 注射の痛みのストレスの方がよくないのでできるだけ使用を避けます。しかし、3と同じで痲酔をしない
 ストレスの方が悪影響の場合は同意を得て使用する可能性はあります。

この5点が妊娠中の歯科治療に関する注意事項になります。
胎児への歯科的影響についてはまた次回。









マスクで口呼吸 おくちぽかんは大丈夫ですか?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

新型コロナでマスクをつける時間が多くなっていますが、ヤフー、グー、マイクロソフトなどにこんなニュースが出ていました。

「マスクで口呼吸」の弊害 免疫力低下、扁桃腺炎、認知症を招くことも


マスクをつけることで、呼吸がしづらく無意識のうちに楽な口呼吸をしてしまうようになり、
そのために、扁桃腺炎や認知症になりやすくなってしまうと言うことです。

歯科領域では口呼吸は歯列不正の原因であり、口呼吸のあるお子さん、おくちぽかんがあるお子さんは
歯列不正のリスクが高くなります。矯正治療の一環として、口呼吸を治す治療を併用することもあるほどなので、口呼吸が増えていくことは歯並びが悪くなるお子さんが多くなる危険があると言うことになります。
 口呼吸の改善はなかなか自然にはできないので、あいうべ体操や矯正用のマウスピース、舌の運動で
改善を促すことになりますが、見た目でははっきりわからないことも多いので、おくちぽかんがあるようならば歯科医院で相談してみてください。

 





 

仮歯でおわりにしていいですか?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

歯科医院では最終的なかぶせものの前に仮の歯を作り、見た目に困らないようにしたり、かみ合わせや形態の確認を行うことがあります。歯の色が気になって治療を行った場合など仮歯になるだけで見た目が改善するので非常に喜ばれます。

しかし、ここで来院が途絶える患者さんがたまにおられます。

仮歯のまま使っていくとどうなるでしょうか?

仮歯は材料が柔らかく、目に見えない空洞がたくさんあります。
そのため、長く使うと割れたりすり減ったりしてしまうことや、仮付けの接着剤が剥がれた部分に汚れが入り虫歯になることがあります。どんなにきれいに見えようと、表面が荒く、空洞があるため汚れがつきやすく、細菌の繁殖を起こし歯茎の炎症や悪臭の元になります。

1~2ヶ月程度であればいいですが、長期にわたって放置をすると大変なことになりますのでご注意ください。

意外と知らない歯ぎしりの作用

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

診療してて意外に多く見られるのが咬合性外傷と呼ばれる、かみ合わせが原因の歯の痛みです。

ほとんどの場合は歯ぎしりかを食いしばりをしている方なのですが、およそ7割の方は自覚がありません。
歯ぎしり自体は人類の8割は程度はどうあれしているという報告もありますので、実は、歯ぎしりしていない方の方が少ないのです。

この歯ぎしり、食いしばりですが、ほとんどの場合夜間睡眠中に自分でコントロールできない状態で強くかみしめ、
日中の3~5倍の力がかかるため、負担が大きくなり、いくつかの症状を引き起こします。

①顎を動かす関節や筋肉の痛みとして症状が出る場合
 強い力でかみ合わせを動かすため、顎を動かすこめかみ、顎の下、頬の筋肉が筋肉痛を起こして痛む場合があります。
 また、耳の前方、顎の関節周囲がいたむ場合があります。
 特に、歯ぎしりが原因の場合睡眠中や起床時に痛みが出ることが多いです。

②強くかんでいる歯自体が痛む場合
 こちらは、歯自体がぐりぐりと動かされるために歯の周囲の組織や、歯の中の神経が炎症を起こして痛む場合です。
 咬むとひびく感じや痛みがあるのですが、一過性のことが多く、上下左右に痛みが移動することがあります。
 
③顎の関節に負荷がかかり、スムースに動かなくなる場合
 いわゆる顎関節症ですが、顎の開閉時にガクガクする感じが出たり、大きくお口を開けられなくなることがあります。

歯ぎしり自体は音がしていない場合もあるので、歯のすり減り方や、レントゲンで歯と骨の間に隙間がないかなどで
判断することになります。
 意外と歯ぎしりから症状が出ている場合があるので、自覚のある方は注意して症状が出たら
歯医者に診てもらうことをおすすめします。

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