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あきる歯科ブログ 2ページ目

スポーツ歯科 開設いたしました

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

皆さんはスポーツ歯科についてご存じでしょうか?
スポーツ歯科はスポーツ選手のけがの防止やパフォーマンスの向上を目的とした歯科分野です。
主にマウスガードの作製を行うことが多いのですが、現在のスポーツでは多くの種目でマウスガードの着用を推奨しています。

フルコンタクト空手、キックボクシング、テコンドー、総合格闘技(MMA)等格闘技系は着用義務があり、
アメフト、ラグビー、アイスホッケー、ラクロスなども義務化、
柔道、野球、バスケ、ハンドボールなど接触のあるスポーツでも着用は推奨されています。

また、力を入れるため歯を食いしばる競技、ウェイトリフティングやアームレスリングでは歯の摩耗を防ぐ目的でつける場合もあります。北京オリンピック東京オリンピックのソフトボール金メダリスト・上野由岐子選手もつけていましたね。

マウスガードは

①歯の抜けたり折れたりするけがの保護
②唇や舌の裂傷の予防
③脳しんとうの予防
④相手選手に対する障害(接触の際、歯が手指などに食い込まないようにする目的)
⑤顎の骨折の予防
⑥強いかみしめに対する歯の摩耗の予防
⑦顎位の安定による十分なパフォーマンスの発揮

という役割があります。

しかし、マウスガードは市販のものやネット販売により入手可能なため、
それによるトラブル(歯並びやかみ合わせへの悪影響、マウスガードの目的をはたせない不適切なマウスガードによる怪我)が
散見されており、厚生労働省からも注意喚起が行われています。
 
日本スポーツ歯科学会からの注意喚起と厚生労働省の見解
マウスピース、マウスガードの作成は、歯科医にご相談ください!|日本スポーツ歯科医学会 (kokuhoken.net)

以下引用
「近年、歯科医師の診療を介さずに特定人に対するカスタムメ イドのマウスピース等(以下「マウスピース等」という。)を作成し、提供して いる事例が散見されています。 マウスピース等の形態が不適切なものであった場合、歯列や咬合等に影響を 及ぼすことが想定されることから、マウスピース等を作成し患者に装着する行 為は、歯科医師の歯科医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危 害を及ぼすおそれのある歯科医行為に該当し、マウスピース等は歯科技工士法 第2条第1項に規定する歯科技工により作成されるべきであると考えられます ので、周知の徹底を図られるようお願いします」

 
このような状態を鑑み、当院でもスポーツ歯科を開設し、マウスガードの作製を行うことといたしました。
歯形を精密に取ってぴったりフィットするマウスガードを作製し、お口の中でかみ合わせのバランスがとれるように調整いたします。
マウスガードの作製を考えている方は、是非ご相談下さい。 

自然由来のものは健康にいい? 虫歯にならない?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

 今回は時々聞かれる食物の選択に関して。

 なぜか虫歯になるので砂糖に摂取を控えましょうという話が出ると、
「ハチミツなら(黒糖なら、三温糖なら、和三盆なら)、大丈夫ですよね?」
と確認されることがありますが、基本的に糖アルコール(キシリトールを代表とする代用甘味料、甘い味がするだけで酸を産出しないため虫歯にならないお菓子などとして販売されている)以外の糖は、ブドウ糖もはちみつも果糖も虫歯の原因にはなります。

 なぜか、自然由来のものは体にいいという幻想が有るようなのですが、トリカブトもフグ毒もベニテングダケも自然由来です。なんだったらモウドクヤドクガエルは名前からして毒の、世界一の毒ガエルです。
 世界は人間のためにできているわけではないので、自然由来でも人間には毒なもの、薬なものは混在しています。アボガドやニンニクだって動物にとっては毒なのに、たまたま人間が利用できているだけですね。
 そもそも三温糖も黒糖も精製しているのでそういう意味では自然由来ではないのでは・・・? 
 それが自然由来なら全て自然由来といってもいいのでは? となりますが・・・。

 ハチミツに関しては、抗菌性があることから虫歯菌に効果があるという説を訴えている人はいるのですが、
今のところ明確に効果があるという信用性の高い論文は出ていません。

 勿論このあたりは、後々効果があるということがわかってくる可能性もありますが、
今のところあえて選択する理由はないと思います。

 選ぶとするとどちらかというと、砂糖の種類よりも、粘着度が高いか、よくかむので唾液が出るかというところが問題になります。
 そういう意味では、天然の甘味である果物のほうが、ジュースや、飴やチョコと比べると歯ごたえがある分よくかんで唾液を出し、粘着度が少ないので歯にくっつかないという意味では虫歯になりにくいです。

間食の回数 = 虫歯の数

 こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。
 
 前回に引き続き、虫歯の予防に関して、メインは仕上げ磨き、フッ素、シュガーコントロールということはお話ししましたが、
肝心のシュガーコントロールとはどういうことをすればいいのでしょうか?

 砂糖を一切とらなければ、それは虫歯にはならないのですが、現実的ではありません。
 実際砂糖の摂取のコントロール可能なのは間食の回数です。

 通常、食べ物を食べると、それを栄養に酸が出ることで口に中が酸性に傾きます。唾液によって徐々に中和されますが、
頻繁に食べ物を食べていると、唾液によって中和される前に酸が出ることで常に口に中が酸性になってしまいます。
 間食の回数は理想は3食以外1回、目標としては3食以外2回までと言われています。

これは、実験によって3食以外間食の数が多いほど虫歯ができやすく、特に3回で虫歯リスクが跳ね上がるからです。

間食の回数を変えて虫歯のできた数をカウントするという実験で

間食0回  平均の虫歯の数 3.5本
間食1回  平均の虫歯の数 4.8本 間食によって増えた虫歯の数 1.3本
間食2回  平均の虫歯の数 5.7本 間食によって増えた虫歯の数 2.2本
間食3回  平均の虫歯の数 8.5本 間食によって増えた虫歯の数 5.2本
間食4回  平均の虫歯の数 9.8本 間食によって増えた虫歯の数 6.3本

という結果が出ています。間食が多くなれば多くなるほど虫歯の本数は増えていくのです。

 逆に甘いものを食べるのならば、食事のすぐ後に食べれば、口の中は食事によってもともと酸性に傾いているので
それほど影響はありません。量も問題ではなく、ホールケーキを一気に食べるより1時間に1回チロルチョコを食べる方が虫歯になりやすくなります。 

 また、粘度が高く、口に中に残りやすいスナック菓子、ガム、飴、チョコ、ビスケットなどは常時、歯に張り付いて酸をだすもとになってしまうので間食としては最もおすすめできません。かむことによって唾液が出るもの、口の中に残りにくいもの、で考えると、うどんやおにぎりの炭水化物類が推奨になります。
 
 さらに、リンゴと100%のリンゴジュースでは、咀嚼による唾液が出る影響から、リンゴの方が虫歯になりにくいです。

というわけで、間食については、

間食の回数が多いほど虫歯の数はおおくなる
量よりも回数が問題
できれば1日2回まで
食べるのならば食事のすぐ後にする
口の中に残りにくいものを選択 炭水化物>果物>ジュース>お菓子 の順に推奨

ということを覚えておいていただくといいと思います。

 

虫歯の予防はどうすればいいの?

 こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

 前回はフッ素についてお話ししました。フッ素はWHOでもアメリカでもイギリスでもドイツでも日本でも積極的に推奨されている
世界基準の虫歯予防対策です。フッ素歯磨き、フッ素塗布に関して急性中毒を起こすような(小児で歯磨き粉1本を一気に飲み込む)量を摂取しない限り、様々な研究から、人体への害がある根拠ある報告はありません。(毎日の小児のフッ素うがいは6歳以下は飲み込む可能性があるので非推奨になっています)

 インターネットを検索して「フッ素は毒」というようなプロパガンダをしている人は、専門家の意見を調べずにセンセーショナルな記事を信じてしまった方か、内容がどうであれアクセス数が稼げればいいというような不誠実なアクセス亡者か、その代わりにこういうものを使いましょうという商品を販売する偽医療詐欺業者と思っても過言ではないです。ほとんどの方は、知らずにセンセーショナルな記事を読んで、だまされ、みんなに教えてあげなければという親切心で行動されているのだと思いますが、その親切心が健康被害を出しているかと思うと悲しくなります。

 さて、フッ素の使用以外の虫歯の予防法は何があるのでしょうか?

 一つは勿論歯磨きです。目視で歯の表面に白いプラークが残っている状態が続けば、もちろん虫歯になってしまいます。歯磨きした後は歯の表面を鏡で確認して歯垢が残っていない状態を目指してください。

 もう一つは、シュガーコントロールー砂糖の摂取方法や間食の取り方ーです。

 これについては以前もお話ししましたが、もう少し詳しく次回お話しします。



フッ素は有害なの? よくあるご質問に対して

 フッ素は世界基準の虫歯予防のスタンダードですが、SNSやネットの健康記事を読んで、「体に害がある可能性があるなら」と不安になりフッ素塗布を希望しない保護者の方が、年間に数人来院されます。虫歯のリスクが少ない口腔環境で、リスクの少ない食生活を送っているのならば問題はないのですが、往々にして虫歯がある場合やリスクがある場合がほとんどです。
 こういう場合にフッ素を使用しなければ、 虫歯の本数もふえ、神経の治療などが必要になるまで進行することも珍しくありません。専門家が書いたわけでもない偽医療記事によって健康を害する方が増えていくことには深い憤りと無力感を感じます。歯科界でも、トンデモ歯科情報を訂正する活動をしている「
トンデモ歯゛スターズ」の先生がいるのですが、まだまだ、ネットでみたので心配という保護者の方はあとをつきません。

*上記の、虫歯のリスクの少ない環境と食生活は、「3食以外のおやつが1日1回まで、おやつはおにぎりや果物がメインで、ジュースや市販のおやつはほとんど摂取しない。歯垢が目で見えないくらいまでは歯磨きができており、口呼吸や唾液の減少、矯正器具の使用がない方」くらいが目安です。


 さて、「同じ歯科医でも、同じ先進国でも、フッ素に対して意見が別れるのはなぜ?欧州はむしろ禁止傾向では?」という質問が先日SNSに書き込まれました

 

 これに対する解答が2022年現在までの文献を踏まえており、おおよその歯科医の総意といっても過言ではないため、フッ素の使用を躊躇する保護者の方の参考になればと思い文書にすることにしました。

 

解答

「フッ素は欧米では禁止されている危険な薬剤だ」という文言を目にすることがありますが、これは、アメリカ歯科医師会やWHOなどが「6歳未満はフッ化物洗口はすべきでない」といった提言をしているものを拡大解釈したものです。 洗口が禁忌となる理由は「誤って液体を飲み込んでしまう可能性があるから」です。 歯磨剤や局所塗布は決して禁忌ではありません。

 

 次に「先進国でも意見が分かれる」についてですが、上述のようにフッ化物そのものを禁止している国はありません。交際的にも学会での学術的な賛否はありません。なので意見は分かれてはいません。「フッ素で虫歯予防は間違い」とした国や公的機関の発表は1つもないことを追記しておきます

 

 「歯科医師でも意見が分かれる」についてはフッ化物について意見が分かれているのではありません。 科学的根拠に基づいて学んでいる歯科医師とそうではない歯科医師がいる、というだけです。 科学的根拠に基づいて学んでいる歯科医師でフッ化物について全面否定な歯科医師に出会ったことはありません。

 

 これまで分かっていないフッ化物の害が今後見つかるじゃないか! ということは、決して否定はできません。 でも、「今の応用の仕方で何十年も経っていてこれまでにそうしたことはない」ということは言えます。

フッ素の危険性は、これくらいの濃度で、これくらいの頻度であれば問題は少ない、ということがすでに検証済みで、そうした経緯から「6歳未満にフッ化物洗口はすべきでない」と言われているのであって、それを逸脱して「フッ素は禁止!」と解釈するのは、論外だと考えます。

 

 フッ素自体が中毒を起こすものではないかという意見もありますが、薬というのは体に変化を起こすものなのでどんなものでも適量を過ぎれば毒になります。水ですら取り過ぎると水中毒になりますし、お醤油を一気飲みすれば死にます。フッ素の急性中毒量は体重60kg野方で120g。大体歯磨き粉2本分を一気に接種しない限り中毒にはなりません


 国内におけるフッ化物配合歯磨剤の使い方を追記すると、3歳未満は500ppm以下の濃度のものを切った爪程度の少量を仕上げ磨きで。 3〜5歳は同じく500ppm以下の濃度のものを5mm程度。 6歳になったら1000ppm以下の濃度で1cm程度、 15歳以上なら2cm程度で1500ppmまで使えます。いずれも歯磨き後の洗口は一回ゆすぐだけが推奨になります。

リスクに応じてにはなりますが、日本は海外に比べて低濃度かつ少量の基準となっています。

 

 なお、口腔衛生学会のフッ化物配合歯磨剤についての考え方は、昔は、「あくまで歯磨きの補助剤、歯磨剤よりブラッシング重視、洗口は口の中からなくなるまで行う」だったのが、現在では「ブラッシングよりも歯磨剤の使用の方が予防効果は高い、仕上げ磨きはフッ化物配合歯磨剤を使用しなければ効果がない、洗口は一回ゆすぐだけ」に変わっています。

 

 ちなみにイギリスのガイドラインで、成人でのむし歯予防に対し強い推奨は ・フッ化物配合歯磨剤で最低12回のブラッシング(寝る前+その他のタイミング、歯磨き後は吐き出すだけ) ・砂糖の入った飲食物を最低限にする、のみです。

 米歯科医師会が発行しているフロリデーション・ファクツでは、60年間における水道水フッ化物応用において、反対意見が一般に認められた科学によって実証されてことは一度もないとのことです。

 


子供の食事とおやつは何がいいの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

今日ほおこさんの食生活のポイントについて。
フード&ヘルス研究所の「子供の食生活についての8つの提案」にはこんなことが書かれています。

①飲み物は水かお茶にする 
 飲み物は水分補給のためにとるものでカロリー摂取のためものもでは有りません。
 水分でカロリーをとってしまうと食事をしなくなってしまう場合があります。

②朝はごはんをしっかり食べる
 パンは食パンでも砂糖が入っているのでお菓子を食べさせるようなものです

③こどものおやつ=4回目の食事 
 おにぎり、サツマイモ、トウモロコシ、せんべい等穀類・イモ類を中心に。
 夏場の冷たいおやつも果物を凍らせて
 スナック菓子・清涼飲料水は極力買わないようにしたいです

④まごはやさしい 
 バランスがとれてしっかりかむ食材を摂取しましょう
 油と炭水化物の多い食事は週一回程度を目安に
 ま 豆
 ご ごま
 は わかめ
 や 野菜
 さ 魚
 し 椎茸(きのこ)
 い 芋類

 週一回くらいにしたいメニュー
 オムライス カレー ラーメン ハンバーグ 焼きそば スパゲッティ アイスクリームなど

⑤副食の基本は野菜・海藻類

⑥動物性食材は魚を中心に

⑦未精製の米を常食する 胚芽米など

⑧食品の安全性 無理のない範囲で農薬やポストハーベスト農薬などに配慮

なかなか全部この通りとはいかないと思います。
はずかしながら僕も到底このレベルではないです。

難しいと思う方はおやつだけでも、おにぎり、餅、芋、栗、トウモロコシ等の穀物類(おすすめ)か
くだもの、ドライフルーツ(まあまあ推奨)にしてみてはいかがでしょう。

どうしても菓子パン、スナック菓子、ガム、飴、ジュースは極力避けた方がいいものになります、
できれば遠足や誕生日などのイベントの日にして下さい。



水分補給のためにスポーツドリンクは推奨か?

 こんちには、あきる歯科院長の濱窪です。

 本日は暑い日の水分補給に何を飲むかのお話です。
 部活などを始めると水分補給でスポーツドリンクを頻繁に飲むようになってしまい、虫歯が急に増えてしまうのは
歯医者なら必ず経験することだと思うのですが、実は、スポーツドリンクの水分吸収率というのはあまり高くないです。

 スポーツドリンクは高糖質のため、この糖質が水分の吸収を邪魔してしまうのです。
 そのため、体の水分の吸収量でいうと、蒸留水>生理的食塩水>スポーツドリンクで、スポーツドリンクは
蒸留水の半分程度の吸収量であり、最も吸収率が悪いです。

 しかし、大量の発汗をした場合、水分のみでなく、ナトリウムやカリウムの補給を行わなければ嘔吐や下痢の原因になってしまいます。そのため、スポーツドリンクが選択されているのですが、スポーツドリンクは前述したように高糖質でナトリウムやカリウムは低濃度になっています。よく、糖質を薄めるためにスポーツドリンクを2~3倍に薄めるという話も出ますが、そうした場合は、ナトリウムとカリウムの量が低濃度になりすぎてしまい、水ではなくスポーツドリンクを飲む意味がなくなってしまいます。

 では、何を飲めばいいのかなのですが、簡単なのは500mlのお茶に塩を1ml加えたもので水分とナトリウムの補給が可能です、
市販品であれば経口補水液といわれる、アクアライトORSOやOS-1であれば水分、ナトリウムカリウムともに点滴に近い吸収効果があります。
 

シュガーレス・ノンシュガー・無糖は虫歯にならない?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

本日は、虫歯にならない食生活について。
先日来院された患者さん。半年ほどで急速に虫歯が増えており8本が虫歯になっていました。
話を聞いてみると、禁煙したためたばこの代わりに飴をなめているということでした。

砂糖がお口に入ってから1~2時間は酸が産生されます。
たばこ代わりに飴をちょこちょこほうり込んでいれば、常時酸で溶かされている状態になります。
虫歯になるのも仕方ないというところなんですが、ではこういう場合どうすればいいのでしょうか?

飴の代わりにキシリトールのガムなんかをかんでもらうのが一番いいのですが、キシリトールや
ガムが苦手な場合。シュガーレスの飴やガムでもいいのでしょうか?

じつはここに罠が有ります。シュガーレス、無糖、ノンシュガーは、食品100g中に0.5g未満であれば糖類(単糖類・二糖類)が
含有されていても表記が可能なのです。つまり、実際はシュガーレスや無糖やノンシュガーでも砂糖が入っている場合が有るということです。(ない場合も有ります)

これは栄養成分の部分をみて、ショ糖やスクロース、ブドウ糖の表記がないかを確認する必要があります。
いずれかの糖類の表記があれば砂糖が入っているということになります。
代用甘味料である、キシリトール、マルチトール、ソルビトール、アスパルテームなどのみの表記であれば
砂糖が入っていないということになります。

また、砂糖不使用という表記の場合、製造工程で砂糖を添加する工程がなければ表記可能なので、
砂糖は使用していないが水飴は使っている場合や蜂蜜は使用しているケースがあります。

虫歯にならないためにシュガーレスや砂糖不使用の食品を食べている方は、こういう表記上の落とし穴が存在することに注意していただくといいと思います。

虫歯や歯周病は感染症? うつる病気なの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

 歯科の世界も日々情報は更新されているのですが、なかなかいったん広まった歯に関する知識は更新されないので
よく聞くけれど、今はそうでないことがわかったお話などしていこうと思います。

 筆頭は、「食事の後すぐ歯磨きしてはいけない。30分以降たってから」ですが、これは完全に否定されています。
このブログでも食事の後はいつ歯を磨くの? | あきる歯科ブログ | あきる野市の歯医者あきる歯科|インプラント・矯正・歯科用CT設置 (akiru-shika.com)で取り上げましたが他にもちらほらとよく聞く話が、今では違うことがあります。

 今回は虫歯は感染症というお話について。今から25年ほど前、僕が大学生の頃は虫歯や歯周病は感染症扱いでした。
感染症、つまり感染する病気なので、同じ食器を使用したり、キスをしたりすることで虫歯の菌が移動し、虫歯や歯周病になる、
という考えです。
 昔はこの考えに基づいて、赤ちゃんの食器を同じものを使わない用に指導をしていました。いまでは、これには意味がないので、
スキンシップや食器の共用はそれほど気にする必要がないということになっています。

 これは、虫歯や歯周病は、1回毎の菌の移動でかかるのものではなく、お口の菌全体の変化によって起こるものだとわかったからです。つまり、毎日の砂糖の接種、ジュースやスポーツドリンクの常飲、歯磨きをしない生活などが続くことで、虫歯になりやすい菌叢に変化していくのが原因ということです。

 勿論、上記の食器の共有なども毎日毎食行われれば菌叢の変化を起こし虫歯になる可能性はあります。しかし、1~2回の食器の共有で、風邪やインフルエンザのようにうつることはないということです。

食事の後はいつ歯を磨くの?

こんにちは、あきる歯科院長の濱窪です。

本日は食後の歯磨きのタイミングについて、少し前にニュースで「食後30分は歯を磨かない方がいい」という内容が流れたため、
未だに問い合わせをいただくことがあります。

こちらは「食後に口腔内が酸性に傾いたままの状態で歯を磨いてしまうと、酸で弱った歯がダメージを受けてしまう」という実験の結果が理由になっているのですが、実験自体が通常の口の中の状態とは異なり、炭酸飲料に浸した歯を口の中で磨いた場合という特殊な状況に実験であり、酸蝕症という病気に体する研究報告のため、一般的な口の中の状態とは話が違います。

国内の学会でも「食後30分の歯磨きは避けるべき」という情報は正確性に欠け、酸性の飲食物によって生じる酸蝕症に限られたものだと結論づけています。

したがって、私たちが通常歯磨きをする場合は、食後すぐ磨いて歯が酸性になる時間を少なくする方が望ましいです。
炭酸飲料飲んだ場合など酸性の飲食物を摂取したときのみ、うがいを先にするか、30分開けてから歯磨きをするようにしましょう。ただし、30分待っていれば休み時間が終わる、眠ってしまうなど歯磨きをできないのであればうがいをして歯磨きをすることを優先しましょう。

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